
奄美大島に旅行に行くんだけど、ユニークなホテルに泊まりたい。どこかあるかな?



奄美大島ならではの伝泊というものがあるよ。
こんにちは、なすにんです。
奄美大島の美しい大自然は、2021年7月26日、世界自然遺産に登録されました。
そして自然だけでなく、昔からの古民家も大事な資産として受け継がれています。
その古民家をリノベーションして、宿泊施設に変えたのが伝泊です。
そのコンセプトムービーは下の動画で見ることができますよ。
奄美大島は自然が豊かですが、沖縄よりも開発されておらず、さらにゆったりとした時間が流れています。
そこで、この記事では、その伝泊の宿泊施設のうちの一つ「リリーの家」に泊まった旅行記を書いていきます。


この記事を読むと、伝泊の施設が分かるようになっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- リリーの家とは
- リリーの家の内外装
- リリーの家で泊まるときの注意点


伝泊のリリーの家とその場所
今回泊まる施設は、「男はつらいよ」シリーズで有名な寅さんが、映画の最後にマドンナのリリーと一緒に暮らしたことから「リリーの家」として有名になりました。
その家をリフォームし、一般向け宿泊施設として貸し出されています。



ぼくは寅さんを見たことがないけど、ファンの人ならたまらないと思う。
「リリーの家」は、奄美大島の離島である加計呂麻(かけろま)島にあります。
道筋は奄美空港から古仁屋(こにや)港まで行きます(車で約2時間)。そして古仁屋港からフェリーまたは海上タクシーで20分ほど乗れば、加計呂麻島に到着します。
レンタカーを借りていく場合は、フェリーに車を乗せるので、前もって予約するようにしてくださいね。
船から見える景色


車で降りるときは、この通路が港にかかります。


船が港に着くところです。


加計呂麻島には生間港と瀬相港という二つの港があり、「リリーの家」に生間港で降りると車で5分と近いです。



車でフェリーに乗る体験はワクワクした。
奄美大島 伝泊 リリーの家の内装
家の前にある壁に、伝泊の看板がつけられています。


黄色いすだれが伝泊の証です。すだれの奥が玄関。玄関から見て右側が、食事を作れるキッチンやダイニングスペースです。


左の部屋が布団などが置かれている、寝室部分になります。トイレもこちら側に。家を出るとすぐ海と絶好のロケーション。


全体写真。庭の広さがわかると思います。一番右側に見える建物にお風呂が設置されています。


玄関付近のカベに男はつらいよのポスターが飾られていました。


廊下の様子。昔ながらの家屋は開放的で窓が多いですね。


昔の家なので、天井が低いので気をつけてください。僕の身長は176センチとそこまで大きくはありませんが、普通に頭が当たります。
180センチ以上の方は辛いかなと。


こちら寝室です。布団が二つ用意されていました。


寝室につながっている、書斎スペースです。窓から海が見えます。


廊下を渡ると5畳ほどのスペース。こちらからも海が見えます。冷房は新しいものに変えられているので快適でした。


縁側から見える景色。


ダイニングスペースです。机の上には手紙や、加計呂麻島の観光スポットが書かれている紙が置かれていました。
机もイスも今風でかっこいい。


ダイニングデーブルの前がキッチンススペース。冷蔵庫や電子レンジが完備され、自炊には困りません。


冷蔵庫の左の戸棚を開けると食器類がずらりと。白を基調としていて、必要なカトラリーは全て揃っていました。


お風呂は離れの建物の中に。
生まれて初めて使用した、石風呂。お湯を溜めて入ります。



意外と快適でした。


お風呂の前のシャーワールーム。綺麗にリノベーションされていて、シャンプーやボディーソープがついていました。


「リリーの家」は周りにコンビニもなく不便ですし、お風呂は石窯と、とまどうことが多いです。
ただ、都会では味わえない、海の音や虫の声、星空など自然を感じられる素晴らしいロケーションでした。
「リリーの家」の近くには保育園?があるのか、夜遅くまで子どもの楽しい声が聞こえてきていました。
遠いところまで旅行してるなーと感じた夜でした。
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奄美大島の伝泊 リリーの家の注意点
- 食事が出ない
- 近くにお店がない
- お風呂に入るときは一旦外に出ないといけない
- 天井が低く、背が高い人は注意が必要
- 花火やタバコは禁止
「リリーの家」は、素泊まりプランのみなので、前もって食材を準備するようにしてください。
お風呂は母家の外にあるので、雨が降っているときは傘が必要です。
天井が低いので、背が高い人は少し屈んで歩かないといけません。
家の中や敷地内では火器厳禁なので、花火やタバコはできません。
奄美大島の伝泊「リリーの家」の設備
「リリーの家」設備情報
住所 | 〒894-1500鹿児島県大島郡瀬戸内町諸鈍金久原394 |
TEL | 0997-63-1910 |
FAX | 0997-57-1696 |
駐車場 | 有り2台 無料 予約不要 |
チェックイン | 15:00 (最終チェックイン:19:00) |
チェックアウト | 10:00 |
部屋設備・備品 | 湯沸かしポット お茶セット 冷蔵庫 ドライヤー 洗浄機付トイレ 石鹸(液体)ボディーソープ シャンプー コンディショナー 洗顔ソープ ハミガキセット カミソリ タオル バスタオル 金庫 |
キャンセルポリシー | 3日前から:宿泊料金の100% 5日前から:宿泊料金の70% 15日前から:宿泊料金の30% |
奄美大島 伝泊旅行記 リリーの家に泊まった体験まとめ
昔ながらの古民家をリノベーションして作られた伝泊。
「リリーの家」はその伝泊のうちの一つです。
リッツ・カールトンのようなラグジュアリーホテルに備わっている、パリッとしたリネンのシーツやルームサービスはついていません。
お風呂は石窯で、フェリーに乗らないと辿り着けない、不便な場所にあります。
ただ、その不便を超える、奄美大島でしか味わえない大自然と穏やかな時間を過ごすことができます。
僕が「リリーの家」にいったのは3月から4月にかけての時期でした。
加計呂麻島について、降りようとしたときに地元の小学生と先生が、垂れ幕をもって集まっていました。
「なんだろう」と思って見ていると、どうも4月から赴任する新しい先生のお出迎えをしているところでした。そういう心あたたまる景色を見られるのも、島旅行のいいところだと思います。
それと奄美大島のスーパーで買った魚介が、新鮮で最高でした。フェリーに乗る前にスーパーで魚介類を買って、「リリーの家で調理するのもオススメですよ。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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