
投資初心者が個別株をいきなり買って稼げるものなの?それとも難しい?



ハードルの高さとしては、結成2年目の若手がM1で優勝狙うくらいかな。



超難しいじゃん。
こんにちは、なすにんです。
2022年に入り、コロナショック後から調子が良かった株式市場のボラリティが高まっています。中には含み損を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
個人的な体験として、日本株はアメリカ株とは違い、特に難しいと感じています。
この記事では株式投資は難しいと感じている方のために、投資初心者が個別株で勝てない5つの理由を書いています。
短い期間で個別株で大きな利益を上げることはできても、そのまま勝ち続ける人ってほんとうに少ないです。
僕も一時期、日本の個別株を購入していました。
かなり利益が出たこともありますし、含み益を100万円飛ばしたこともあります。
収支はトントンでしたが、時間を費やした分、大きく損をしたと感じています。
このときに、自分の投資スタイルと目的について考えるようになりました。


最後の方で、個別株投資以外のオススメの投資方法も書きます。ぜひ最後まで読んでみてください。
(注 投資は自己責任でお願いします)
- 投資初心者が個別株に向いてない5つの理由
- 投資をする上で失敗しがちなこと
- 個別株以外のオススメ投資法



それではどうぞー。
SBI証券で口座を開く
投資初心者が個別株(日本株)で勝てない5つの理由
個別株投資が難しい理由は以下の5つです。
- 資金の少なさ
- リスク許容度
- 未来の不透明さ
- SNSのノイズ
- 時間の使い方
投資初心者は資金が少ない


初心者にとって個別株が難しい理由の一つは資金が少ないことです。
資金が少なくて起きる問題点は2つ。
- 購入できる銘柄が限られる。
- 分散投資ができない。
資金が少ないと買える銘柄が限られます。
では、20代で投資を始めようと考えている人の資金はいくらくらいでしょうか?
2021年のマイナビニュースさんからデータを引用します。
金融広報中央委員会によると、20代の人の金融資産保有額(預貯金、株や積立保険など)の平均額は、単身世帯で106万円、2人以上世帯で165万円となっています。
しかし、貯金額が極端に多い人がいると平均値はぐっと高くなってしまうため、中央値(※)も参考にしましょう。20代の中央値は、単身世帯で5万円、2人以上世帯で71万円です。
出典:マイナビニュース
20代の平均の金融資産保有額は単身世帯で106万円、2人以上世帯で165万円。しかし、中央値(一番人口が多い値)は単身世帯で5万円、2人以上世帯で71万円とのこと。
SBI証券や楽天証券で日本株を購入する場合、100株単位でしか買えないので、資金が少ない場合、買える銘柄が限られてきます。
例えば、株を購入するのに必要な金額はソニーが約120万、任天堂が約600万円、ユニクロのファーストリテイリングは約640万円です(2022年2月19日現在)
簡単に購入できる額ではないですね。
資金が少ない人ほど、買える銘柄が限定されるのが個別株投資の難しさです。
また、資金が少ないと、どうしても所有できる銘柄が少なくなります。
100万円で株を購入しようとしても、大体の株が100株で数十万円単位なので、4〜5種類程度しかもてません。
すると自然と集中投資になり、一つの株が決算などで大きく下落した場合、自分の資産が大きく減る可能性があります。
資金が少ない場合は少額投資ができるPayPay証券や、Line証券がオススメです。一株から投資ができるので数百円、数千円単位から始めることができます。
【PayPay証券】口座開設してわかったメリット、デメリット4つを解説


Line証券は、5000円相当の株をくれるキャンペーンを行っているので口座開設には良い時期だと思います。


株式投資のリスク許容度がわかっていない


個別株投資が難しいふたつ目の理由は、リスク許容度です。
投資を始めたばかりの人は、自分の資産が変動するといった経験が少ないです。
日本人は預貯金の割合がアメリカ人と比べて高いので、元本が減ることに慣れていません。
特に個別株は変動が激しい。時価総額が小さい小型株の場合、決算をきっかけに5%や10%の値動きが普通にあります。
貯金100万円しかない人が、全額運用していて、購入した株が10%下がったとします。
急に10万円の含み損が証券口座の画面に出てきたとき、その数字にパニックになり慌てて売ってしまうかもしれません。
自分は大丈夫と思っていても、リスク許容度は思っているよりも高くなかったりします。
個別株は値動きが激しいため、特に気をつける必要があります。
日本株の未来を読むことは難しい 日本株と米国株の違い


日本株投資が難しい三つ目の理由は、未来を読むことが難しいことです。
毎日売買する専業のデイトレーダーを除いて、株式投資は基本的に何年も保有する長期投資になります。
しかし、未来を予測することの難しさは、ダイヤモンドオンラインさんの記事をみるとよくわかります。
平成元年の世界時価総額ランキングの50以内のうち、日本は32社も入っていました。トップはNTTです。
平成元年から30年以上経過した2021年、世界のトップ50に入っている日本企業はTOYOTAだけになっています。
このデータから、日本市場で将来伸びる会社を予測する難しさがわかります。
30年単位は長すぎるよ、1年単位で考えているから大丈夫と言う方もいらっしゃると思います。
ただ、何が起こるかわからないのが株式相場なので、資金が少ない投資初心者があえて難しいことをする必要はないと思っています。
日経平均はバブルの1989年末に史上最高値3万8957円以来、30年以上その高値を超えられていません。
また、個人投資家に人気なマザーズ市場も、10年間チャートで見ると2018年と2020年につけた1300台をピークに、2021年2月現在は700とほぼ半値に。


毎年のように最高値を更新するアメリカなどの国と違い、日本株の未来を予測することは非常に難しいです。
SNSのノイズが入る


投資を始めたときに、情報収集としてTwitterやYahoo掲示板をチェックするようになります。
しかし、SNSの情報に触れすぎると、自分の投資スタイルを見失うことがあります。
株高のときほど、「一年で100万円が1000万円になった!」「この株は絶対に上がる!」と言った発信が増えてくる。
「そんなに儲かるなら自分も」と考える方が自然だったりしますよね。
SNSの影響から普段は買わない会社の株を買ったり、運用利回りをもっと上げたいという気持ちになったりして、リスクを超えた投資に手を出したり。
反対に自信を持って買った銘柄でも、ネガティブな情報を目にするにつれ、最初に購入した理由を見失うことも。
運用に使えるお金、時間軸は人それぞれです。
他人の資産の増減などは本来どうでも良いノイズなのですが、SNSをやっているとどうしても目に入ってきます。
特に投資を始めたころは、SNSの情報や他人の資産の増減に敏感になってしまいます。
他人の影響を受ければ受けるほど、株式投資で利益を得ることが難しくなります。
時間が取られる


個別株投資は時間が取られます。
個別株はアクティブ投資なので、売買時のタイミングを自分で決めないといけません。
3ヶ月に一回の決算を確認し、投資している企業に関するニュースをチェックする。
決算の数字を読むのが好きだったり、トレンドを予測するのが好きな人は個別株投資は向いていると思います。
ただ、ほとんどの人は会社や家庭で忙しく、投資の勉強をするまとまった時間はとれないのではないでしょうか。
個別株投資にかわる方法 投資初心者におすすめの投資法とは?
積み立てNISAやiDeCoなどの非課税枠を使って、アメリカや世界株のインデックス投資が一番投資初心者に向いていると思います。
理由は個別株投資のデメリットの逆ができるからです。
- 資金が少なくてもできる
- 毎月買うのでリスク許容度は関係ない
- 世界や米国経済は過去の歴史から成長し続けている
- SNSのノイズが気にならなくなる
- 一旦設定すると自動なので時間を取られない
Amazonの創業者のジェフ・ベゾスが、投資の神様と言われるウォーレン・バフェットに「なぜ、他の人はあなたの投資戦略を真似しないんですか?」と聞いたところ「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ」と答えました。
バフェットの言葉は、資産運用はゆっくり育てるものだと言うことを教えてくれます。
積立投資には楽天証券かSBI証券がオススメですよ。


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【個別株は難しい!】投資初心者が勝てない5つの理由【日本株と米国株の違い】まとめ
- 資金が少ない
- リスク許容度がわからない
- 未来を読むことが難しい
- SNSのノイズが入る
- 時間が取られる
米国株なら一株から買えますし、S&Pなどの指数は長期的に右肩上がり。一方、日本は100株単位がメイン。そして指数は悲しいことに右肩上がりではない。
日本の個別株投資は多くの資金を必要としますし、変動も大きいです。
暴落が来れば、その価値が半分になったり、最悪倒産してゼロになる可能性もあります。
解決策としてSBI証券やつみたてNISAやIdecoを積み立てる。
積立以外で個別株や高配当投資をしてみたい方はライン証券やPayPay証券を使って、少量の金額で始めてみる。
このステップを踏むと投資に慣れてくると思います。


以上です。
この記事が、自分に合った投資方法を選ぶ参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。