
ETFと投資信託の違いがよく分からない。結局どっちがいいの?
こんにちは、なすにんです。
外国株に興味を持ち始めたとき、最初に気になるのが、投資信託とETFだと思います。
ただ、この二つは名称が異なるけど、中身は一緒のことが多い。じゃあ具体的にどう違うのか?
そこで、この記事ではETFと投資信託の違いについて書き、どちらが投資初心者に向いているかを解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- ETF(上場投資信託)とは
- 投資信託とは
- 二つのメリット・デメリット
- ETF投資に向いている人、投資信託に向いている人



それではいきましょー。
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米国株のETF(上場投資信託)とは



ETFは上場投資信託と言うくらいだから、投資信託と同じと考えていいの?
ETFとはExchange Traded Fund の略で、日本語で「上場投資信託」といいます。
投資信託と同じ、さまざまな株の詰め合わせパックのような商品で、外国株で有名どころだとVTIやVOOといったETFがあげられますね。
VOOはS&P500というアメリカを代表する500社の値動きにそのまま連動するETFで、これ一つで、指数を丸ごと買える便利な商品です。
米国で有名な指数は以下の3つです。
・ダウ(ダウ・ジョーンズ社が発表する株価指数、30社で構成)
・S&P500(ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄)
・ナスダック総合指数(ナスダック市場に上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した数値)
VOO以外、例えばVTIなどは、米国に上場している3,500社以上にオーナーになることができます。
そして、ETFは上場投資信託と言われているように、上場しているので、取引所でリアルタイムで売買できたり、値段を指定して買うといったことができたりします。
なので、ETFは個別株と同じように流動性が高いんですね。
また、証券会社によっては特定のETFの買付手数料が無料だったりするなど、コストが非常に低い特徴を持っています。
SBI証券ではVOOやVTIといったETFは買付手数料無料で購入できますよ。
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米国ETFのメリット、デメリット



ETFのいいところって何なの?
- 経費率の安さ
- 売買のしやすさ
- 分散が効いている
- 色々なセクターに投資ができる
有名なETFである、VTIの経費率はわずか0.03%、そして購入手数料はSBI証券の場合ゼロです。
上場しているので、個別株のように証券取引所が開いている時間帯に、リアルタイムで売買できます。
株の詰め合わせパックなので、分散が効いています。
ハイテク企業に特化したQQQや、高配当に特化したSPYDなど色々なセクターに特化したETFがあり、種類も豊富です。



デメリットはあるの?
- ドルで買うので円からドルに変える必要がある
- 外国株の場合、為替のリスクがある
- 配当金は自動で再投資されない
- 少額から買えない
- 証券会社によっては自動積立ができない
ETFを購入するさい、ドルベースで買うので、自分の持っている円をドルに変える必要が必要があります。
また、為替のリスクがあり、円安だと恩恵を受けられる一方、円高になると資産が減ることも。
そしてETFの配当金は自動で再投資されないので、配当金が出るたびに外国株課税で10%、日本の課税で20%の計30%を利益から引かれることになります。
ETFは少額で購入することはできません。VOOは2022年4月27日で390ドル、日本円にして5万円ほど必要になります(ドル円128円で計算)
最後に、SBI証券はETFの自動積立設定ができますが、楽天証券ではできなかったりと、自動積み立ての有無は、証券会社によって異なります。


投資信託とは
投資信託(ファンド)とは、投資家からお金を集め、専門家が国内外の株式や債券等に投資・運用し、その利益を投資家に分配する仕組みの金融商品です。
投資信託は上場していないETFで、運用している株や債権の直評価をもとにして、1日に1回基準価額が出ます。ETFのように取引所でリアルタイムに売買することはできません。



なるほど
また、一口から購入できるので、ETFとは違い1000円などの少額から購入することができます。
個人家に人気な米国の投資信託だと、三菱UFJ国際投信が発売している、eMAXIS SlimシリーズやSBI証券が出している、SBI-SBI・Vシリーズが有名です。
投資信託のメリット・デメリット
- 少額から買える
- 積立しやすい
- 円をドルにする必要がない
- 分配金(配当金)は自動投資
- 積立NISAやiDeCoなどの制度が使える
米国や世界株に投資できる超人気シリーズのeMAXIS slimは、1口の最低額が100円と少量から購入が可能です。少額から買えるので、毎月の予算をフルに使えます。
また、投資信託は円で購入できるので、ドル建てにする手間が省けます。
そして、分配金はETFとは違い、自動で再投資されます。毎回30%の税金を避けて、利益はそのまま投資に回るので、資金効率の最大化を図ることができます。
積立NISAやiDeCoなどの非課税枠の商品は投資信託が多くあり、自動積立設定も簡単です。
- 信託報酬がETFと比べて高い
- 自分で値段を決めて売買できない
- 為替の影響を受ける
信託報酬は、ETFと比べると高いので、少しでも手数料や信託報酬を抑えたい人には、向いていないです。
また、投資信託の値段は1日に1回決められており、ETFのようにリアルタイムで取引ができないので、自分で指し値注文を出して好きな価格で購入することはできません。
そして、円で購入しても、ドル建て資産になるので、ETFと同じように為替のリスクを受けます。
米国ETFに向いている人、投資信託に向いている人
ETFに向いている人、投資信託に向いている人の表を下にまとめました。
- 自分で値動きを見て取引したい人
- 配当金を再投資せず、日々使えるお金を増やしたい人
- 積極的に売買したい人
- 信託報酬や手数料をなるべく抑えたい人
- 一般NISA枠を使いたい人
- あまり積極的に売買せず、コツコツと積立をしたい人
- 積立NISAやiDeCoを積極的に活用したい人
- 配当金再投資をして、福利の効果を最大限使いたい人
- 投資する予算が少ない人
- 15年以上のスパンで投資をしたい人
【アメリカETFと投資信託】投資初心者はどっちを買うべき?【米国株】まとめ
ETF投資の良いところ
- 分散が効いてる
- 色々なセクターに特化したETFが買える
- 流動性があり、指し値注文ができる
- 信託報酬が安い
デメリットは3つ
- 価格が高い
- 配当金再投資ができない
- 為替リスクがある
投資信託のメリット
- 積立がしやすい
- 少額から投資できる
- 円で簡単に購入ができる
- 積立NISAやiDeCoで買える
- 配当金再投資ができる
デメリット3つ
- ETFに比べて信託報酬が高い
- 指し値注文ができない
- 為替の影響を受ける
総評としては、投資信託の方がETFを購入するよりも簡単だと思います。理由は円からドルに変える必要がないし、少額から投資できるからです。
また、積立NISAやiDeCoなど、非課税枠で提供されている商品は、ほとんどが投資信託なので選びやすい。
投資信託をコアにして、配当金などで日々のキャッシュを増やしたいと考えている方はETFもいいのでないかと思います。


最近は円安になり、ドル建の資産を持っている人は、資産が増えています。逆に日本円でしか資産がない方は減っています。
円建て資産もドル建て資産もバランス良く持って、自分の資産を守るようにしたいですね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
\(SBI証券は特定のETFの購入手数料が無料!/