
HDVの2022年6月の分配金はどうだったの?



HDVの2022年6月の分配金は$0.569695、前年同月比で−29.7%の減配だったよ。
こんにちは、なすにんです。
アメリカ高配当ETFとして有名なのがSPYD, VYM, HDV。
その中でHDV、2022年の6月の分配金は$0.569695と前年同月比の$0.810317と比べて−29.7%ととなりました。
HDVは3月に引き続き、2期連続の減配ということで、HDVを所有されている方はかなりガッカリしたのではないでしょうか?



ぼくは相当ショックでした。
この記事ではHDVの年間の利回り、構成銘柄、株価の推移、そしてHDVの今後について詳しく説明していくので、ぜひ最後まで読んでみてださいね。
これからHDVを買おうと思っている方の参考になればうれしいです。
HDV2022年6月の分配金と1年間の利回りは?
さっそくHDVの1年間の分配金実績を見ていきましょう。
2022年6月の分配金は一株当たり、$0.569695でした。
HDVの2021年3月から2022年の6月の分配金の推移は
2022年6月 | $0.569695 |
2022年3月 | $0.769760 |
2021年12月 | $1.051454 |
2021年9月 | $0.764133 |
2021年6月 | $0.810317 |
2021年3月 | $0.882118 |
2021年6月の分配金は$0.810317だったので
今回の減配のため、直近配当利回り(2022年6月の分配金を✖️4したもの)は2.35%と全然高配当とは言えなくなっています。
では、1年間の利回りはどうなのか?見ていきましょう。
年間の利回りは、2021年9月から今年の6月までの分配金を足して現在の株価で割るとでてきます。
年間の分配金の合計は9月 (0.764133)+12月 (1.051454)+3月(0.769760)+6月(0.569695)=3.155042ドル。
その約3.15ドルを÷ 現在の株価97.133で割ると(2022年6月17日時点)=3.24%となります
直近利回りだと2.35%ですが、よりリアルな数字の年間利回りにすると3.24%と3%を超えているので十分高配当ETFと言えそうです。
アメリカ高配当ETFのHDVとは
HDVの正式名称はiシェアーズ・コア米国株高配当株ETFと言います。
iシェアーズは世界三大運用会社の一つであるブラックロックが運用するブランド名のこと。
運用金額が大きければ大きいほど、1年間にかかる経費率は低くなるので、ブラックロックが運用しているHDVも経費率は0.08%と非常に安いです。
100万円運用していても年間で800円しか経費が発生しません。
そんなHDVはモーニングスター配当フォーカス指数というものをベンチマークにしています。
モーニングスター配当フォーカス指数は、モーニングスター(Morningstar, Inc.)が算出・公表する、米国株式市場において、米国高配当株で構成される指数(配当込み)をいいます。これは、米国株式市場全体の約97%を占める「モーニングスター米国株式指数(Morningstar US Market Index)」の構成銘柄の中でも、財務の健全性が高く、かつ持続的に平均以上の配当を支払うことができると認められた「利回り上位75社の銘柄」で構成されています。
引用:iFinance https://www.ifinance.ne.jp/glossary/index/ind177.html
HDVは財務健全性があり、配当支払いが高いと認められた会社で構成されています。
アメリカ高配当ETF、HDVの構成銘柄
HDVの構成数は75社です。
2021年6月17日時点 | 内容 |
運用会社 | ブラックロック |
銘柄構成数 | 75 |
分配金利回り | 3.24% 過去12ヶ月間 |
経費率 | 0.08% |
設立日 | 2011年3月29日 |
HDVを構成する上位10社は2022年6月17日時点で以下。


今年の3月のトップ10社


HDVは毎年3、6、9、12月の計4回、減配をしていたり財務に不安があったりする企業を入れ替えてくれます。
同じ高配当銘柄のVYMは年に1回、SPYDは年に2回の入れ替えなので、HDVの方がこまめな調整があります。
3月にはトップ10にいなかったコカコーラが、6月時点だと8位に入ってきたり、4位だったジョンソン&ジョンソンが2位に上がっていたりするなど、変更点がいくつかありますね。
注意点として、HDVは75社で構成されているとはいえ、平均的に分散されているわけではありません。
上の保有銘柄一覧の比率を見てもらうと分かるのですが、上位10社だけで構成の約50%を占めています。
なので比較的、株価の変動は大きいです。
ひかし、年間わずか0.08%の費用で、プロの運用会社が4回も銘柄の入れ替えをしてくれるのは心強いですね。
HDVの成長率
HDVが設立された2011年からのチャートはこちらです。


2011年は50ドルくらいから始まり、2021年6月17日時点で97.13ドルと10年で2倍弱に成長しています。
2020年3月に直近高値から30%ほど暴落しましたが、その後は力強く回復しました。
2022年の株安により、6月17日時点ではコロナ前の水準程度に戻っています。
しかし、他の高配当ETFであるSPYDと比べると成長率も高いので、配当金と成長率の両方を狙いたい方にHDVはオススメなETFと言えるでしょう。
SPYDの分配金についてはこちらで書いています。


筆者のHDVの配当金利回り
僕はHDVを130株持っています。取得単価は82.86で、投資額は$10,771.8。
1年間の分配金 (税引き後) の合計を表にまとめました。
2021年 9月 | $71.35 |
2021年12月 | $98.22 |
2022年3月 | $71.93 |
2022年6月 | $53.16 |
1年間のHDVから貰えた配当金は税引後で$294.66です。
$10,771.8の投資で$294.66の配当金をもらうことができました。
$294.66を円換算にすると(1ドル135円計算)37,779円が年間の不労所得となっています。
【HDV 2022年6月の分配金は減配!】高配当ETFの1年間の利回りは?まとめ
HDV2022年6月の分配金をまとめると
- 2022年6月の分配金は$0.569695、前年同月比で−29.7%の減配。
- 直近利回りは2.35%、1年間の利回りは3.24%
- 成長率は10年で約2倍弱
HDVの6月は減配と、3月に続いて連続減配となりました。しかしコロナショックがあった2020年のとき、高配当ETFのSPYD、VYM、HDVの中で唯一増配があったETFです。
連続で減配になったのは残念でしたが、もう少し長いスパンで見ることも大事かなと考えています。
HDVの株価は設立から10年で2倍弱になっていて、配当金と株価の成長の両方を狙えるETFです。
最近の株安により利回りも3.24%になってきています。3.5%を超えるようだと買いに行くのもありなのかなと。
HDVの購入にはSBI証券がオススメです。米国株を買うための、円からドルにかえる手数料が業界最安値だからです。


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僕はSPYDやHDVなどの株式の管理は、マネーフォワードMeと証券口座を連携させて、一目で資産額の増減を見れるようにしています。
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。