
PayPay証券が1000円から株を買えるらしいんだけど、実際に使い勝手はどうなの?



すごい人を選ぶかも。感想を書いてみるね。
こんにちは、なすにんです。
投資を始めるにあたり必要なのが証券口座です。
SBI証券と楽天証券が人気ですが、ふつうの証券口座では株式は単位数で買うようになっています。
日本株だと100株単位で買わないといけないので、例えば任天堂を購入したいと思うと2022年4月17日時点で約650万円もの資金が必要になります。
650万円。。。



いやまあそういう顔になるよね
PayPay証券のユニークなところはアメリカ株や日本株が1000円から購入可能なところです。
1株や100株といった単位ではないので金額指定で買えるのは資金が少ない人にとって、とても便利な証券口座だと思います。
>>PayPay証券のホームページ
もしまだ証券口座を開いていないのであれば、最初に楽天証券をもつことをオススメします。
この記事ではPayPay証券のメリット、デメリットを書いていきます。ぜひ最後までご覧ください。
- PayPay証券に興味がある人
- 少額で米国株や日本株に投資したい人
- スマホで簡単に取引したい人



それではどうぞー。
PayPay証券とは



PayPayは有名だけど証券口座はピンとこないな
PayPay証券はソフトバンク株式会社の子会社の証券会社です。
もともとOne Tap BUYという会社から、2021年2月にPayPay証券と名前が変わりました。
全てスマートフォンアプリを使って取引ができるところと、1000円から金額指定で株式を購入できるところが他の証券口座と違っています。
通常、楽天証券なら楽天銀行と、証券口座とセットで銀行口座を連携させる必要があります。
その点PayPay証券はスマホから申し込むだけなので、非常にお手軽です。
そのお手軽さから、PayPay証券利用者の7割は未経験からスタートしているようです。
2020年12月時点では口座数が15万を超えています。
PayPay証券で購入できる株の種類



PayPay証券はどんな銘柄を買えるの?



日本株とアメリカ株に特化しているよ。
PayPay証券で購入できる日本株の種類
PayPay証券で買える銘柄は、日本の個別株155銘柄とETF4本です。
ソニーやファーストリテイリングといった日本を代表する銘柄を購入することはできますが、小型株などは購入できません。
PayPay証券で買える日本株の全てはこちらから確認できます。
株式はいつでも購入できますが、時間帯によって売買の手数料が変わります。
手数料に関しては別の章で説明します。
PayPay証券で購入できるアメリカ株の種類
PayPay証券で購入できるアメリカ株は137銘柄、ETFは25本です。
ETFの数は日本より多いですね。
アップル、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(グーグル)、マイクロソフトといったGAFAMと言われる銘柄は、PayPay証券で購入できます。
全ての銘柄をみたい方はこちらからどうぞ。
ETFはVTI、VIG、VYMといった個人投資家に人気の商品を購入できます。



これはうれしい。
原則として米国株を24時間いつでも1,000円から買付できますが、時間帯によって手数料が変わります。
PayPay証券のメリット4つ
PayPay証券のメリットは4つ
- 株の売買の操作が簡単
- 1000円単位でアメリカ株も日本株も買える
- 企業の成り立ちがわかる漫画が読める
- 決算情報がメールで送られてくる
操作が簡単


銘柄を選び、値段を入れ、買付申し込みするの3ステップで終わりです。
お金は連携している銀行口座から、自動的に引き落とされます。
1000円単位でアメリカ株も日本株も買える
スマホ一つでGAFAMに投資できたり、任天堂やファーストリテイリング(ユニクロ)などが買えます。
これはPayPay証券ならではの利点です。
企業の大まかなビジネスがわかる
銘柄分析する前に、こうした軽い知識を仕入れるだけでも、大まかな会社概要がわかるのはとてもいいサービスだと思います。


決算情報がメールで送られてくる
この表を見ると、配当金が欲しい人は、いつまでに購入すればわかるようになっています。


配当金狙いの人や、決算を調べて購入したい人にとって貴重な情報になるでしょう。
PayPay証券のデメリット4つ
PayPay 証券のデメリット4つ
- 買える銘柄数が少ない
- 売買時の手数料が高くなるときがある
- 指し値注文ができない
- 銀行間の手数料がかかる
銘柄数が少ない
PayPay証券で買えるのは、先ほど書いたように日本の個別株155銘柄でETFは4本、アメリカ株は137銘柄でETFは25本です。
日米の手数料が高くなる可能性がある
日本株の場合
東京証券取引所の時間内(9:00ー11:30 12:30ー15:00)の取引では、取引額に応じて0.5%の手数料がかかります。


PayPay証券の金額に応じた手数料
取引額 | 手数料 |
1,000円 | 5円 |
10,000円 | 50円 |
50,000円 | 250円 |
100,000円 | 500円 |
500,000円 | 2500円 |
SBI証券と楽天証券の手数料
取引額 | SBI証券 | 楽天証券 |
1,000円 | 55円 | 55円 |
10,000円 | 55円 | 55円 |
50,000円 | 99円 | 99円 |
500,000円 | 275円 | 275円 |
10,000円までの少額投資はPayPay証券の方が安いですが、それ以上になると、手数料は他の2つの証券会社と比べて高くなります。



こんなに手数料が違うんだ。。。
アメリカ株の場合
日本時間の23:30から6:00の間に取引すると日本株と同じ0.5%
それ以外の時間外取引は0.7%の手数料です。


SBI証券や楽天証券では、特定のETFの買い付け手数料は無料です。
1000円単位で買えるとはいえ、手数料を考えるとETF購入にはSBI証券や楽天証券に軍配が上がりそうですね。
指し値注文ができない



指し値注文って?
指し値注文とは、購入したい金額を指定して注文を出すことです。
自分の買いたい値段を注文して、そのラインまで株価が降りてきたら約定になりますし、こなければ成立しません。
高値掴みを避けるために指し値注文をするのですが、PayPay証券は指し値注文ができないので、思わぬ高値で購入しているかもしれません。
銀行間の手数料がかかる
みずほ銀行宛 | みずほ銀行以外 | |
3万未満 | 110円税込 | 275円税込 |
3万以上 | 220円税込 | 385円税込 |
楽天証券なら楽天銀行、SBI証券なら住信SBIネット銀行はいずれも無料です。
注)ソフトバンクカードおよびドコモ口座へ出金(チャージ)する際の手数料は無料。
PayPay証券に向いている人



どんな人が向いているのかな?
PayPay証券に向いている人は
- 投資の資金が少ない人
- スマホで簡単に投資をしたい人
- 株式投資に慣れたい人
通常の証券口座で株を購入しようとしたら安くても数万円、高ければ数百万円の資金が必要です。PayPay証券は1000円からAmazonや任天堂の株主になることができます。
スマホで簡単に操作できますし、決算情報などもメールで教えてくれるので最初の入門編として使いやすいツールがそろっています。



投資を始めたばかりの人には向いているのかな。



そう思うよ。ただPayPay証券はCFDと言ってレバレッジを効かせた投資ができたりもするから、注意が必要かも。
CFDとは差金決済取引のことで、持ち金が1万円しかなくてもその5倍や10倍の商品を購入できたりします。
PayPay証券に向いていない人



向いていない人って?
- 個別株ではなくETFや投資信託をメインに購入している人
- ある程度の資金がある人
- 色々な企業の株を買いたい人
投資信託やETFはSBI証券や楽天証券で手数料無料で購入できるので、PayPay証券を利用する必要性が薄いです。
資金があり、100株単位で購入できたり、色々な株を書いたい人はPayPay証券に向いていないです。
【PayPay証券】使って分かったメリット、デメリット4つを解説まとめ
PayPay証券のメリット
- アプリの操作が簡単で数回のタップで株が購入できる
- 1,000円から大企業のオーナーになれる
- 投資する企業の漫画で学べて、メールで決算日や配当日を教えてくれる
- 漫画などで、簡単に企業の概要を掴むことができる
PayPay証券のデメリット
- 買える銘柄数が少ない
- 取引手数料が高くなる。
- 銀行の出金時にも手数料がかかる
- 指し値注文ができない
PayPay証券に向いている人
- 少量で分散して日本株やアメリカ株のオーナーになりたい人
- 株式投資を始めたばかりで投資に慣れたい人
PayPay証券に向いていない人
- ETFや投資信託をメインに購入している人
- ある程度の資金があって、それなりの枚数の日本やアメリカ株を買いたい人
- 小型株など色々な企業の株を買いたい人
上記の向いている人の当てはまれば、選択肢の一つとしてPayPay証券の口座を開くのもいいのではないでしょうか。
読んでいただきありがとうございました。